もしも僕が嫁と結婚していなかったら

もしも僕が嫁と結婚していなかったら…….。

~たら~ればの話になりますが、
誰でも現在の旦那、嫁、ないしは彼氏、彼女と
出会っていなければ今頃どんな生活をしていただろう
っと考えた事があるのではないでしょうか。

それは

『彼女と出会っていなければ今の僕はない』
『彼女のいない生活なんて考えられない』

というポジティブな方向の考え方もありますし、

『こいつに会わなければ、もっといい男捕まえて金持ちになってただろう』
『こいつに会わなければ今も独身貴族を謳歌していただろう』

というネガティブな考え方もあります。

恐妻家である僕の考える事は、皆さんご承知のとおり
後者で間違いありません。前者であるわけが無い。

『もしも僕が嫁と結婚していなかったら…….。』

もし嫁と結婚していなかったら…….。もし…..。

どうしていたでしょうか?

僕は36歳の現在でも独身のままでいたかもしれません。
独身の時の僕は、それ相応に独身1人暮らし生活を満喫していた
わけでして、毎日仕事帰りに会社の同僚と連れ立って
コッチへフラフラ、アッチへフラフラと飲み歩いていました。

もちろん毎日外食です。
今となっちゃ家で料理なんかをするわけですが、
学生時代から一切料理をするなんてこと考えたこともありませんでした。

仕事が早く終われば同僚とにぎやかにやり、
遅く終われば当時住んでいた駅の駅前の中華屋なんかで
瓶ビールと回鍋肉を頼み新聞や下世話な週刊誌を読みながら
1人でノンビリ一杯やるわけです。

イイ気分で家に帰り、すぐシャワーを浴びて、
サッパリしたら酒と水しか入っていない冷蔵庫を開けて
アサヒのスーパードライ350mm缶を取り出し、
プシュッとおもむろに開けて一気に半分まで飲み干します。
『ク~~~~ッ、あ~~~!』
っと声を出し、TVを見ながらベッドに腰掛け
ボ~~っとくつろぐ。
一息ついたらあとは自然の摂理にお任せして
ウトウトとベッドに入りご就寝です。

なんて最高な毎日でしょう。

元来、そういう状況を『寂しい』とか思うような性格の
人間ではないので一生それでもイイと思っていたことでしょう。

でも、そんな生活をしていた時、僕は20代前半だったわけで、
36歳だったらどうなんでしょうか?

同僚と飲みに行くったって、36歳という年齢を考えれば
まわりは既に結婚して家庭を持っているでしょうから、
毎日お付き合いしてくれるわけありません。

じゃ、若手を誘おうか。
いやいや、待て待て。自分が20代前半の時、30代の上司から
誘われて心の底から喜んでお付き合いしていたでしょうか?
そんなわけありません。
顔で笑っているものの、早く帰りてぇ~っと思っていることでしょう。
そりゃそうです。
会社でストレスにまみれているのに、そこを離れてまで
気を使いたいわけがない。関わりたいわけがない。
みんなノンビリしたいに決まっています。

じゃ、毎日、駅前の中華屋で1人ノンビリやりますか。
まぁ、それも悪くはないでしょう。
元来1人が嫌いじゃないんです。苦にはならないはず……。
……..でも、当時20代前半だもんな….。今36。
ホントに寂しくないんかなぁ……。

いやいや、これはあくまで『もしも』の話なわけで、
そちらが行き止まりならば、違う幸せな道を探してやればいいわけです。

では、もしも嫁ではなく違う女性と結婚していたらどうでしょうか?

相手は、嫁のように頑固で気が強く、自分の思うとおりいかないと
怒り出すような女ではなく、もっと気の優しい男を立てるような女性です。

いつものように仕事を終えて家に帰ります。
家に着くと既に子供達は眠っていて嫁が食事の用意をして
待っていてくれています。
まず、風呂に入り一日の疲れを取り、サッパリした後、
リビングに座ると嫁がビールとグラスを持ってきて注いでくれます。
ひとしきり落ち着いたら食事です。
食事をしながら、既に子供と食事を済ませた嫁の今日一日の出来事に
耳を傾け、今日も1日何事もなく過ごすことができた喜びを噛み締めるのです。
家事は既に嫁がやってくれているので、食事のあとはノンビリとくつろぎ就寝。

なんと幸せな毎日でしょう。

結婚って最高だなっと思うことでしょう。

でも、今の嫁に会う前まで男は仕事優先。
何があっても仕事優先だ。と思っていたフシのある僕は、
家のことなんて一切気にせず自分のペースで好きなように
やっていたでしょう。

たぶん、当時の僕の考え方だったら、
授業参観はおろか、下手したら運動会や学芸会にいたるまで
仕事を理由に子供に関わることを一切嫁に丸投げにしていたでしょう。

その生活は本当に幸せなのか………?

今の嫁は、何はともあれ家のこと、家族のこと、子供のことを
なによりも最優先するよう僕に訴えてきました。
時には怒鳴り、時には殴り、時には物を投げつけながら。

夫婦喧嘩の大半がそのことだったと思います。

幼い頃、父親を見て『男はなにがあっても仕事なんだ』
と脳に刷り込まれてきた仕事最優先の考え方を
何があろうと、職場でどんなに陰口叩かれようと、
家庭最優先へ180度シフトするのに僕は10年間かかったわけです。

今となっちゃ、家庭最優先にすることにあまり抵抗は無い
世の中になってきましたが、10年前は絶対にそんなことありませんでした。
そんな中、どれほど後ろめたい気持ちを持ちながら遅刻早退を繰り返したことか。

しかし、この嫁のこの考え方に合わせなかったら、
子供と関わることの楽しさや子育ての楽しさ、辛さ。
主婦の辛さ、仕事と家事の両立の難しさってのを知ることは
できなかったのかなぁっと思うわけです。

仕事だけやるのって実は一番簡単なんですよね。
ホントに。

僕の父は全く子育てに参加しない男だったから
僕は父に対して特にコレといった感情がありません。
あのね。小さい頃に家に寄り付かず子供に全然関わらない父親に
対して怒りとか感情を持ったりしたりするでしょ。ドラマとかで。
あれ、嘘ね。
全然関わらないと怒りとかも湧いてこないんですよ。
何の感情も無いんです。父親に対して。
祖父母や母、弟に対しては様々な感情があるんですが、
父に対しては一切の感情がないんですよね。僕。
嫌いなわけでもないし、好きなわけでもない。
そういう表現が正しいかと思います。

では、自分はどうでしょうか?

彼等は間違いなく僕をリスペクトしているとか、
そういう大きいことは言えません。
ですが、自信を持って言えることは、
僕は間違いなく自分の子供に何かしらの影響を与えているし、
彼等は僕に対して様々な感情を持って大人になっていくと思うんです。
僕の父親との違いはそこです。

この違いは小さいようで、実はとても大きい。
0と1のように。

そういう意味では、今の嫁で良かったところもあるのかなぁっと。
マイナス部分はデカいけども、人生の軸となる部分を彼女のおかげで
持つことができたのかなぁっと。

まぁ、一長一短で『もしも~』では片付けられないってことでしょうね。
運命なんてのは。

その昔、嫁が言い放った一言をひとつ。

(僕)『この仕事はオレがいなくちゃダメなんだよ。
    回らないんだよ。だから、今日は無理だ。仕事に行かせてくれ』

(嫁)『バカね。あんたが居なくちゃいけない仕事なんてないわよ。
    あんたなんていくらでも代替がきくようにできてるのよ。
    会社ってのは。
    もし今の会社がホントにあんたが居なくちゃ仕事が
    回らないようなシステムの会社なら、
    すぐに辞めたほうがいいわよ。
    そんなシステムの会社延びるわけがないから。
    別の道探して頂戴。
    それよりも、代替がきかないのは会社じゃなくて家の方よ。
    あんたは、この家で夫であり父親なのよ。1人しかいない。
    あんたの同僚の渡辺君に
    代わってもらうことは絶対にできないのよ。
    家庭を持った以上、考え方変えなさい。
    替えが聞かないのは仕事じゃなくて家庭よ』

今だからこそ言えるけど、この一言は名言だと思うわけです。
………てか、何の話なんだ。コレは。支離滅裂。
以上、今日はここまで。



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