そして僕は途方に暮れる

分かっていたのだ。

こういう事態が訪れることは容易に想像できていたのだ。

あまりにも落ち込み過ぎて、気持ちの整理をつけるのに
一週間掛かってしまった。
そのくらいショックな出来事だった。

あれほど恋焦がれ、
手に入れたことがあまりに嬉しすぎて
自分の中に留めておくことができず
溢れ出てしまった喜びを前回の更新で
”便利さ”という言葉に置き換えて
今さらながらに、つれづれと申し上げた。
そんな、やっとのことで昨年末手に入れた
スマートフォンを僕は先週末に失った……。

失ったというより没収された…..。嫁に……。

まさに不条理というに相応しい成り行きで
僕は最愛の恋人を失ったのである。

原因はなにか?

原因は僕もこの場でもよく話題にしていた
Facebookによるものである。

前回の更新でも申し上げていたように
最近はすっかりInstagramが楽しくて
バンバン写真を投稿していたわけだが、
Instagramは投稿の際、TwitterとFacebook、
あとflickrとかにクロスポスティングが可能だ。

非常に便利なので、『ついでにいっとくか』ってな
軽い気持ちでTwitter(Blockfrogとは別アカウント)と
Facebookに同時投稿していたわけである。

これが最悪の結果を招いた。

Instagramはほぼ本名アカウントでやっていたとはいえ、
知り合いはゼロに等しく、何をやっても別に大丈夫な空間だった。
これが心のファイアウォールのセキュリティを甘くしていたようだ。
同時にFacebookに投稿していたことは分かっていたものの
別に突っ込まれるような悪い事を投稿しているわけでもないし、
問題ないだろうと。

しかし、これが違うのである。
Facebookには長男つながりの父母とトモダチになってしまっていて
ココはウチの嫁に繋がっている。

それも理解していた。
しかし、関係ないだろうと。悪い事なんかしてないんだから。
別に嫁に知れたところで何の問題もないだろうと。

それがそもそも大きな間違いなのである。
相手は一般のまっとうな方々じゃないのだ。
相手は鬼も泣いて逃げるウチの嫁だ。

先週末、その父母トモダチとたまたま食事した際、
僕のFacebookの投稿の話になったようで、
それを聞いた嫁は帰宅するなり、鬼の形相で怒り狂った。

『あんた!!!なんの権利があって家庭内のことを
 人様に公開してんのよ!!ワタシャ聞いてないわよ!
 バカじゃないの!あんた!
 あんたは人様に自慢できるような贅沢な良い生活送ってんのか?
 あぁ~?
 なんでこんな貧乏臭い生活を人様に伝えなくちゃいけないのよ!!
 恥さらしにも程があるじゃない!!』

もう、その怒りたるや地面が割れるんじゃないといわんばかりのもので、
その溢れ出ているパワーに長男は時が止まったように身動き一つしなくなり
次男はその恐ろしい空気にワンワン泣き叫ぶ有様であった。

僕が何を投稿していたかって?
ホントにたいしたことじゃないのだ。最近、料理に凝っていたので、
自分の作った料理を公開したり、作ったパンを公開したり、
他の皆様と同じように、ココに行っただ、コレを買っただ。
別になにか怒りをかうような事を投稿した覚えは無い。

しかし、そういう問題じゃないのだ。
分かっていたじゃないか。
内容なんて関係ないのだ。
嫁に断りもなく、無断で家のことを赤の他人でもない
若干、自分達の生活に近い人たちに勝手に教えていたことに
怒っているわけである。

『あんたがそんなコトをすると、私が無理やりヤラしてるんじゃないか?とか
 質素なモノばかり食べててお気の毒~とか。
 裏で何言われるか分かってんのか!?あんた!?』

『この程度の投稿で、んな事言われるわけねぇだろ!』

『なにいってんのよ!!何も知らないくせに!
 女ってのは妬むのよ!分かる?
 あそこの旦那さんはよくやってくれていいなぁとか
 言うわけないじゃない!
 自分が羨ましいと思ったら、まずヒガむのよ!
 女ってのはそういう生き物なのよ!
 そういうことを分かりもしないで、
 何で勝手な事ばっかするのか!?お前は!』

もう、止められなかった。
その怒りを止める術を僕はもっていなかった。

『スマホなんて持ったからこんなことするのよ!
 今すぐガラケーに変えてきてよ!!』

『え~、そんなん関係ないだろ!』

『なに言ってのよ!!
 あんたが蒔いた種でしょ!!
 それ相応の罰を受けてもらって当然でしょうが!
 あと、あんたがやってる写真のブログも閉鎖!』

『えぇぇぇ!!!それは勘弁してくれ!!』

『ダメ!!
 あんな家族の顔写真出して!
 今回のことで分かったわ。
 家族の写真なんか出したらイイ結果生むわけない!!
 速攻閉鎖して!いますぐ!』

もう止められなかった。
長男は相変わらず微動だにせず、その場で黙っているし。
僕の腕の中では生後9ヶ月の次男がワンワン泣いている。
この場を収めるためには、嫁の言うことを全て受け入れる
ほかなかった。

こうして、僕はスマートフォンと写真ブログを失ったのである。

スマートフォンは翌日、ドコモにいってガラケーに変更。
写真ブログは即刻削除、閉鎖。

Facebookによって僕は大事なものの1位と2位を
いきなり失った…….。
別にFacebookで誰かに何かを伝えたかったわけじゃないのだ。
ただ同時に投稿できたから。ただそれだけなのである。

分かっていたのだ。何度も言うけど。
こういう事態になることは容易に想像できていたのだ。
だから、Facebookは使わずにTwitterとTumblrで遊んでいたんだ。
Facebookは危ない。絶対に関わってはいけない。と。

今回の僕のケースは嫁だったが、
嫁じゃなく、仕事関係の得意先がトモダチになってしまっていて
どうにも動きがとれないという知り合いもいる。
『今日はみんなで旅行にきています!!』
とかクレーム中に言えないだろっていうね。
たしかにGoogle+のように公開の範囲を制限することができるには
できるが、そんなに気を使ってまでFacebookに自分の身の回りのことを
主張したいような自意識過剰な人はなかなか居るまい。

今となっちゃ、後のカーニバルだ。
もう取り戻すことができない。

皆さんも調子にのっていると足元をすくわれることがありますので、
時々、客観視できる目をもちましょう。
イイ教訓だ。

とは言え、しかし、その父母もマナーがなってないよな。
愚痴になりますが。
普通にインターネット上でのやりとりを本人不在の状況で
嫁なんかに話すかね?しかし……。
マナー違反だよ。そんなの。僕だったらもしかしたら
やらない約束になってるかもしれないんだから
話題にしたりしないよ。絶対。ホント…..。
愚痴も言いたくなるよ……トホホ…….。

となりの個室トイレでカチッて音がしたら100%僕が入ってる
っていう図式が我が社には出来上がったな。これで。



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