息子の汚い字

先日、学校の先生から家に電話があった(;´Д`)

『うわ~、なんかやっちまったか?』
と反射的に嫁は思ったそうな…..。

話を聞いてみると、別に同級生の誰々ちゃんを
殴ったとか、そういった類の電話ではなかったそうな。
ホッと一安心。
でも…..なんで先生がわざわざ電話を…..?

その内容ってのは何か?

それは、
『字が異常に汚い』ということだったそうな(;´Д`)
(これも別の意味で厄介な話である)

先生が
『ゆっくりでいいから、下手でもいいから、キレイに書きなさい』
といくら注意しても彼には一向に改善するつもりがない。
とのこと。
『ご家庭でも話をしてみてください』
とのことだった。

てか、こないだの塾もそうだけど。
プロなんだから、こんなことで自宅に電話するのもど~かね?
って感じだけど。まぁ、それは置いといて….。

それを聞いた嫁が息子を烈火の如く叱りしつけたことは言うまでもない。
嫁の怒りポイントは『字が汚い』ということではない。

『なぜ先生の言うことを聞かないのか』

っということ。
確かに。ごもっとも。
嫁。お前珍しく正しいぞ。
最近の息子の「人の話聞かないッぷり」には、
オレも正直、一言モノ申そうと考えていたところ。

しかし、さすが我が嫁の産んだ息子。
この親にして、この子アリとはよく言ったもので、
微動だにせず、堂々と、黙ったまま、
怒り心頭の嫁の話をフムフムみたい顔して
聞いてやがる…..(;´Д`)

こうなったら、頑固な彼は口を開かないだろう。
それは嫁もよくご存知のようで嫁の説教は幕引きとなった。

その後は、男親のオレの出番か…..。
メンドくさいが、オレの子供だから仕方あるまい….。

部屋に戻った息子にソ~ッと近づき話しかける。

(オレ)『お~、お前なんで先生の言うこと聞かないんだよ?』

(息子)『え~?….別に。ちゃんと聞いてるよ』

(オレ)『字が汚いの注意したけど、お前が全然話を聞いてくれない
    って言ってるらしいぞ。なんで?』

(息子)『(;´Д`)……..だって』

(息子)『だって、カッコいいから…..。
     外国の映画とかでミミズみたいな英語書いてるじゃん。
     なんで英語は字を下手に書いてもいいの?ズルいじゃん』

(オレ)『(゚Д゚ )………』

なるほど。
そういうことか。
答は簡単だった。
彼は『カッコいい』と思って、字をくずして書いていたわけだ。
う~~ん…….気持ちはわかる。
小学生ってそういうもんだと思うし、それってとても大事だと思う。
なんつ~の、感性ってヤツ?ちがうか?

その話を聞いて思い出した。
それは、オレが小学生の時のこと。

学校の写生会があった。
丸一日かけて学校内の自分の好きな場所を書くと言う行事。
一日かけてやるんだから、基本的にその日の夕方までには絵を
仕上げなくてはいけないルールだ。

大半の同級生が午前中に鉛筆で下書きを仕上げ、
午後から絵の具で色をつける作業に入る。
けど、小学生のオレの絵は下書きに異常に時間がかかった…..。
全然、下書きが進まないのだ。
そして、仕上げた下書きもグッチャグチャ。
全体的に鉛筆でグチャグチャになっていてドコがど~なってるのか
いまいちわからない。

そう。そうなのだ。なぜだかわからないけど
小学生の時のオレは絵を描くときにど~しても境界線をキッチリと
描くことができなかったんだ。
他の同級生が、ビシッと太い鉛筆で目の前にある校舎、木、鉄棒の輪郭を
キッチリなぞっていくのだけど、オレにはど~してもそれができなかった。

『モノとモノの境界線は、そんなにキッチリ分かれていない….』

と子供ながらに思ったのを覚えている。
なんか、そんな風に輪郭をとっていくのが、
ど~にも子供っぽく、カッコ悪い感じがしたのだ。

だからと言って、キッチリ境界線を引いておらず
鉛筆でグチャグチャになっている絵に絵の具の色と濃淡だけで
モノの形を表現していく力量など持っているわけもなく。

毎年、オレの絵は最後の一、二時間で無理やり絵の具を塗った
やっつけ仕事的な、みすぼらしいグチャグチャな作品となっていた。

先生にも
『お前の絵は、ドコがど~なってのか分かりづらいな~』
って言われたのを覚えている。
あの時、なんで先生に

『モノとモノの境界線には、ハッキリとした線など無いからです』

って言えなかったのか。言えたら何か変わったのかも?
って考えたりする。

今回の息子の『字』に関しても、同じことが言える。
確かに先生の注意を全く無視したことは、注意すべきことだと思う。

けど、オレは、
『カッコいい』と思って字をくずして書いていた
彼の気持ちも認めてあげようと思う。
小学生のオレには言えなかったけど、彼は言うことができた。
せっかく伝えることができたんだから少し拾ってあげないと。
理解してあげないと子供はクサるよ。たぶん…。

そういう子供の感性って絶対に必要だ。

これ以上は親が首を突っ込むべきじゃないから
息子には自分で先生に思ったことを素直に伝えるようにアドバイスした。

人それぞれ考え方が違うから、先生にはわかってもらえないかも
しれないけど、是非とも自分自身で先生にも自分の気持を話してもらいたい。
そういうコミュニケーションて大事だと思う。
先生の糧にもなると思う。子供の気持を理解するって意味で。

子の気持、親知らず。う~~ん。違うか。大人知らずかな?

ってこともあるってことを感じました…..。反省。



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