古銭とロマン

先日、帰省した際、
親父が息子に近寄ってきてコレをおもむろに放り投げた。


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(息子)『じい。これなんだ?』

(親父)『古銭だよ。古銭。
     古いお金。コレ、全部あげるよ』

(息子)『へぇ~~。』

(オレ)『どれどれ。ちょっと、見せてみ?』



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『一銭』
裏面を見てみると昭和七年の発行の表示があるので、
1銭青銅貨幣(桐)ってやつらしい。
昭和七年というと西暦1932年……満州国建国の年か。
銅貨らしいけど、かなり劣化していてもう緑色だ。
当時の貨幣価値で言うと、1銭=鉛筆1本というところ。




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『十銭』
裏面を見てみると昭和十八年発行。
菊十銭アルミニウム貨というらしい。
昭和十四年に第二次世界大戦が勃発し資源不足により
銅貨は廃止され、アルミ100%で作られている。
たしかにメチャメチャ軽い。
西暦1943年。日本軍がガダルカナル島から撤退した年だ。
この頃、山手線の初乗り価格が10銭だそうだ。




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『百円』
これはそんな古くなくて昭和三十五年発行。
百円銀貨と言われている。今でも銀行に持っていけば
100円に交換してくれるらしい。
西暦でいうと1960年。
1960年というと、安保闘争で樺美智子が亡くなった年だ。
この頃、そば1杯=35円だそうだ。




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『寛永通宝』
調べてみると、寛永通宝ってのは色々あるみたいなんだけど、
裏面をみると『文』の文字は刻まれている。
だから新寛永文銭という種類。1668年頃のものだと推測される(たぶん)
1668年というと江戸前期か。ほ~~。将軍は徳川家綱か。
当時の価値はイマイチよくわからんな~。
こんな古いのに現在も大した価値が無いっていう….. 。




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『?』
これもよくよくみると寛永通宝っぽい。
裏面みると波があるけど、あまりにも劣化しすぎて不明。

(親父)『コレを昔の人が使ってたと思うとスゴイだろ!?
     ど~~だ!?ロマンがあるだろ!?ロマンが!』

(オレ)『たしかにロマンがあるね…..。
     ちなみにコレど~したの?』

(親父)『んっ!?コレ!?
     こないだの地震で墓が倒れたろ!?
     んで、それを墓屋といっしょに直してる時に出てきたんだ』

(オレ)『…….(;´Д`)。ひょっ、ひょっとして墓の中から出てきたの?』

(親父)『んだっぺ!』

(息子)『((((;゚Д゚))))))) 』

人が亡くなったとき、当時はもちろん土葬してた。
このお金って、その時遺体といっしょに埋葬するヤツじゃん…..。

親父…….

あんた自分トコの
墓荒らししてど~すんのよ!?ヽ(`Д´)ノ

(親父)『ひょっとして、お前らヒイてんのげ? ( ̄Д ̄)』

聞かなきゃよかった……..(;´Д`)
なんか祟られそうだな……..たしかにロマンはあるけど….。



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