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その時、神が舞い降りた

あなたが仮に営業マンで、
真夏の暑い季節、汗でビショビショになりながら仕事を終え、
夕方、ヘロヘロの状態で会社に帰ってきたとしよう。

(あなた)『ただいま~....(;´Д`)』

(社内の同僚)『おかえりなさ~~い( ^∀^)』

あなたは自分の席に座る。

(上司)『〇〇君........( ̄- ̄)』

(あなた)『..........?はい。なんでしょうか?(;´Д`)』

(上司)『〇〇君...............。きみ~、汗くさいな.....( ̄▽ ̄)』

っと言われたら、どう思うだろうか?
オレだったら、間髪いれずに千堂(はじめの一歩)バリの
右スマッシュお見舞いするだろう....。
そこまでハードでないにしても、誰も決してイイ思いはしないはず。
そりゃ人間だもの.....。
ヤル気まんまんで帰ってきたって、
モチベーションは急降下するに決まっている。

こんな言い方したって誰も得しないのに、
世の中には当たり前のように『してやったり』みたいな顔で
平気で口にしてしまうヤツがいるのだ。

しかし。しかし。
一方で臭いのもたしか.....。
たまになら我慢するが、毎日、夕方から夜にかけて
ず~っと隣席から異臭がするってのも、たしかにキツイものがある。
毎日、汗だくなわけだから仕方ないんだけど。

先日、実際に我が社で上記のような出来事があった。
オレは遠目から『どうなるんだろうな~?』っと傍観していたわけだが....(卑怯)

言い出したのは、
とある営業部の課長だ。
営業部内でも一言多い事で有名な彼は、
あろうことか新人の営業マンに対して言い放ったのである。

言われた新人は、赤面し萎縮してしまい
『すいません』と謝まるしかなかった。
この新人は、少々変わっていて社内でも腫れ物に触る.....いやいや
この場合は腫れ物に触るとは言わないか...。
とにかく、若干距離を置かれているような存在で、
得てして、そういう処遇を受けることになるわけである。
可哀想だが.....。
その時、彼の腕がプルプルと怒りに震えているのをオレは見逃さなかった。
そりゃ、そうだ。悔しいに決まっている。

翌日........。
性懲りもなく、その新人がまた汗だくで帰社してきた。
『おいおい。また、昨日のようにイビられるぞ....(;´Д`)』
老婆心ながら、ドキドキしつつ傍観.....(卑怯-2)

ところが!

彼が席に座るやいなや
営業部の某部長が、スゥーっと彼に近づくなり、こう言った。

『お前はMでイケるか?』

その手には、新品の白いワイシャツが2つ抱えられていた。

(部長)『コレあげるから着替えてきなさい』

(新人)『あっ、ありがとうございます』

受け取り、すぐさまトイレに小走りする新人。
社内をグルリと見渡すと、
そこには部長に対して向けられる他社員の尊敬の眼差しと、
口をポカ~っと開けてあっけに取られている課長の姿があった。

God blessed him.......。
その時、たしかに神が舞い降りた。
オレはそう感じた。

そして、その部長の対応こそ部長たる所以なのだと。
このそつの無いスマートな対応には頭を殴られた感覚がした。
閃いたというか。光明が差したというか。

例えば、
会社に掛かってきた電話を部下がなかなか取らないとする。
これを改善したい。
その時、
『早く電話にでろよ!!』
と声を張りあげるのではなく、まず自分が率先して電話に出る。
そうすると、不思議なもので、ばつが悪くなり率先して電話に出るようになる。
(無論、例外もあるとは思うが....)
もちろん、その後も自分は自分なりに率先して電話に出るようにする。
これで、最終着地点である『電話を早く取る』という目標は達成される。

例えば、事務所内をもっとキレイにしたい。
例えば、服装の乱れを改善したい。
例えば、もっと営業成績を伸ばしたい....。

大体の場合、『~~するように!』と言ってしまうだろう。
しかし、それではダメなのだ。
そんなことをしても逆効果なだけで、なんの効果も期待できない。

自ら率先して机をキレイにする。
自ら率先してキチンとした格好をする。
自ら率先して営業先を訪問する。

上司自ら、先頭に立ち、動いてこそ、その姿を見た部下が動くのである。
そして、自ら動くからこそ部下の気持ちも分かるのである。
暑い真夏日に自ら率先して外回りをしている人間が
同胞に対して『お前、汗臭いな』とは口が裂けても言えないはずだ。

啓発本などで、『自らが手本になって~』という記事はよく目にしたが、
百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、
この部長の行動は目から鱗が落ちるようだった。

さらに、この部長のスゴイところは、この後である。
このように普段からスマートでソフトな物腰なのだが、
見限った時の判断スピードが尋常じゃなく速いのだ。

普通、叱咤激励しながらなんとかしようとするもんだが、
この部長は『こいつはダメだ』と判断した場合、即座にスパッときる。

この神か仏か死神か分からない所が彼の魅力なのだ。

魅力ある人物というのは、得てして、そういうものなのかもしれない。

まぁ、オレには一生かかってもなれそうもありませんが.....。

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