紙一重なやりとり

営業の高橋部長はハゲ上がっている。

まだ、40歳そこそこなのだが、
すでに前頭部から頭部中央付近あたりまで
ハゲ上がっていて、あげく、両サイドの毛は
シモの毛のようにチリチリのカタ焼きソバ状態
っとまぁ残念な有様である。

初めて会った20代半ばの時の彼は、
真ん中分けのサラサラヘアだったはずなのに、
時間の流れとは残酷である。
せめて両サイドの毛だけでもシモの毛のように
チリチリにすることはないのに。
神様もいたずらが過ぎるぜ。

まぁ、オレも明日は我が身か……。

そんな彼が仕入部の人間と
あ~でもないこ~でもないと口論している。
何を話してるんだろうか?
聞き耳を立ててみる。
何やら今回手配したチラシが
前回のモノと違うとクレームを言っているようだ。

なになに?なんだって?……….

(高橋)『コレ絶対に前回と違うよ!』

(仕入担当)『同じですって!』

(高橋)『絶対に違うって!』

(仕入担当)『そんなこと無いですって』

(高橋)『絶対、前よりもカミ薄いって!』

((((;゚Д゚))))))) ……………………..

(仕入担当)『そうですか~?』

(高橋)『ほらぁ。見てみ。
     マイクロゲージで測ると分かるだろ。
     ほらぁ。ほらぁ~』

(仕入担当)『ほっ、ホントだ。
       前よりカミ薄くなってる…….。』

(高橋)『なっ!だから言ったろ!』

(仕入担当)『確認もせずにスイマセン。
       確かにカミ薄くなってました…..』

(高橋)『今回はオレが得意先に話して納得してもらうから
     次回は気をつけるように。
     厚い分にはイイけど。
     薄いのは気にするんだからな。誰でも

(仕入担当)『そうですね。以後、気をつけます』

うわぁ~…..聴いてられない……..
なんてカミ一重なやり取りなんだ……(;´Д`)





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