少年の突破口

先日、近所のスーパーに行った時のこと。
小学校低学年の少年をお母さんが、
こっぴどく叱り付けていた。

(お母さん)『コラッ!あんた!あれほど触るんじゃないって
        言ったでしょうが!ヽ(`Д´)ノ』

(少年)『………..(;´Д`)』

耳をダンボにしてよくよく聴いてみるとよくありがちな話で、
鮮魚コーナーで少年がタコの切り身の吸盤部分を
ブニブニ押していたところ、表面のフィルムが破れてしまったようだ。

(お母さん)『全くアンタはナンタラカンタラ……』

(少年)『………..(;´Д`)』

夕方の混みあうスーパーの鮮魚コーナーで
容赦なく怒られ続ける少年…….
低学年とはいえ、既に恥じらいや世間体が芽生え始めている
年頃なだけに、長時間好奇の目にさらされ続けるのは
プライドが許さなかったようだ。
何とか話題をそらせないか伺っているようだった。

(お母さん)『いつも言ってるでしょ!ナンタラカンタラ~

(少年)『お母さん!お母さん!』

おっ!少年!
ついに突破口を見つけたか!

(少年)『ほら!見てっ!お肉コーナー!ホラッ!』

(お母さん)『えっ!?どうしたの?』

(少年)『スゴイよ!今日は安いみたいだよ!ホラッ!』

(お母さん)『えっ!?ドコ!?』

(少年)『ホラッ!超大目玉って書いてある!』

ちっ、違うぞ。少年よ…..
それは君のコトだろ……(;´Д`)

少年の指す指の先には『超目玉!』のPOPパネルが
右へ左へユ~ラユ~ラ哀しく揺れているのだった…….