エベレストに残されたモノはなにか?

まず初めに、この図を見て欲しい。

これは先日僕のTumblrのダッシュボードに
流れ込んできた図なんだけど、

その名も

『DEATH ON THE MOUNTAIN』

なんとも恐ろしい名前の図表である。

この図表が何を表しているか簡単に言えば、

エベレストにチャレンジして戻ってくることなく、
山でお亡くなりになられた方々の亡くなられた標高、死因、国籍を
表している。

バックグラウンドに山が描かれている部分は、
亡くなられた標高で、右側の●=登山者、▼=地元のガイド→●=地元のガイド、▼=登山者だ。(ご忠告を頂きましたので訂正いたします。ありがとうございました)
圧倒的に『THE DEATH ZONE』と呼ばれる
標高8,000mから山頂8,848mの間で亡くなられる方が多いようだ。

1922年以来、亡くなられた方の数、なんと約230数名。

エベレストに登頂するには莫大な登頂料がかかる。
最も安いとされるノーマルルートでも1人USD25,000(日本円約200万円)。
それだけの金額を払い、その上命を落とすなんて
なんともまぁ信じられない世界だ。

そして、さらに恐ろしいことにその半数以上の遺体が
山に残されたままなのである。

その理由は一点に尽きる。
「回収が困難だから」である。

そりゃ、そうだ。
平均温度氷点下27℃、風速ウン百kmの風が吹く中で
遺体の回収作業を行うのは至難の業だ。

っと、いうことはだ……..。

この遺体というのは、山頂を目指しルートを歩いていた方々の
亡骸なわけだから、その遺体のあるポイントというのは、
ほぼほぼルートの近くにあるわけである。

すると、どういうことが起こるか。

そう。
エベレストを登る方々は、その亡き先人の方々の
亡骸の脇を歩きながら山頂を目指すことになるわけである。
先に述べたように、その数約230数体。

なんとまぁ、恐ろしい光景か……。

コレを見て欲しい。
(※遺体の写真なので、その手のものがダメな人はクリックしないでください)

コレはエベレスト登頂、北東側ルートにある「グリーンブーツケーブ」という
オーバーハング(岩の張り出し)部分にある遺体だそうだ。

しかし、それは表現が逆で、「グリーンブーツ」の遺体があるポイントだから
その名が付いたというのが正しい。

登山者は、コレを目印に山頂を目指すわけである。

つまり、登山者にとってみれば、
いたる所に横たわっている遺体=目印で、
遺体があるということは、その付近は以前にも誰かが通った場所=ルート
ということになるわけである。

恐ろしい光景だが、標高8,000mのそこには
山頂までの道の両側を、暗闇の中道の両側を照らす街燈のように
先人たちの遺体が横たわっているわけである。

そう考えると恐ろしいというよりは、
ロマンチックな雰囲気がしてくるから不思議なもんだ。



エベレストに残されたモノはなにか?” への2件のコメント

  1. はじめまして。
    失礼ながら図の右下に書いてあるのは、
    ▲DEATHS OF CLIMBERS
    ●DEATHS OF SHERPAS
    ですので、
    ▲が登山者、●がシェルパではないでしょうか。

    • @水うちわ様:
      はじめまして。
      ご忠告ありがとうございます。
      その通りですね。確かに
      ▲DEATHS OF CLIMBERS
      ●DEATHS OF SHERPAS
      の表記がありました。
      早速、本文も訂正させていただきました。
      ありがとうございました。

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