小話

童謡 「たきび」

暖冬暖冬と言われる今年の冬ですが、
とはいえ2月になるとさすがに寒くなってきますね。
風が吹く日なんて外に出る気になりゃしない。

北風ぴうぷう吹いている。

こんな寒い日は、童謡の「たきび」を思い出します。
最近は焚き火ってもあまり聞きませんね。
東京出身の嫁に聞いた所、焚き火なんて生まれてこの方やったことないよとの事で。

じゃ、学校で歌ってた時はなにを思って歌ってたのか?と聞いた所、「その辺で火なんか燃やしたら警察に捕まるんじゃないか?」と思っていたと。なるほど。そうですね。場所が場所なら放火の罪に問われかねないですしね。

僕は茨城の野ウサギが出てくるようなド田舎で育ったもので、私が小学生くらいの時は、それはもう毎日のように裏庭で家庭ゴミをボーボー燃やしてました。
不完全燃焼上等、ダイオキシン上等。黒い煙が出ててもそれを敵にして木の棒でバシバシ切って遊んでたもんです。どれだけ吸い込めるかとかね。

落ち葉を燃やすときは、サツマイモやジャガイモをアルミホイルで包んで焼き芋をしました。イイ時代です。実家で聞いてみた所、今は裏庭でいわゆる家庭ゴミを燃やしたりはしないそうです。落ち葉だけは燃やしているそうですが。なるほど、なるほど。たしかに今の時代は「自分たちで庭で火を燃やす」という行為はモラル的にどうなのって感じなのかもしれません。

そういう意味でいうと「たきび」という歌は非常にいわく付きの歌なのかもしれません。調べてみた所、実際、さまざまな物議を醸した過去があるようです。
Wikipediaによれば

戦中は軍当局から「焚き火は敵機の攻撃目標になる」「落ち葉は風呂を炊く貴重な資源だからもったいない」と批判があり

戦後は消防庁から「町角の焚き火は危険」「防火教育にさしつかえないよう考えて欲しい」とクレームがあったようで、それを受け教科書に掲載する際には挿絵に焚き火と人物だけでなく火消し用の水が入ったバケツが描かれるようになったとのこと。

バケツ書きゃイイってもんじゃないだろうって気もしますが。

ともあれ、今でも歌われているということは、いわく付きであっても、この曲が季節を感じさせる、昔を思い出させる名曲であることなのでしょう。

かきねのかきねの曲がり角、たきびだ たきびだ 落ち葉たき~。

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