当たり前のことを当たり前にできる力

『当たり前のことを当たり前にできることって
 実はとてもスゴイことなんだよ』

海外のサプライヤーと仕事をするようになった
初期の頃に上司に言われたことだ。

実情を知らなかった当時は『?』って感じだったが、
今となっちゃ、ものすごく心に響く一言だったりする。

分かりやすいんで、いつも例に出る話なんだけれども
10数年前、日本のとある商社がオリジナルのバッグを作ろうと
海外のメーカーに依頼して、とりあえずベースとなるサンプルを
作ろうと図解付きの製造指示書を書いて依頼したところ
届いたバッグの取っ手が片側1本しか付いてない。
メーカーに問い合わせたところ
「指示書の図面には取っ手が片方しかない」
と言われた。
実際、指示書を見てみると省略して片方しか取っ手が
描かれてなかったという。
日本国内で手配した場合、どんなに図面に描かれてなかったとしても
当たり前に取っ手は2本付けるだろうし、
仮にそういうデザインかもしれないと思ったら作る前に
問い合わせがあるだろう。

この感覚が海外とやり取りを始める時の
雰囲気をとてもよく表してるってことで僕の周辺では、
新人教育などでもよく使われている。

では、日本国内で仕事をするときは、
感覚のズレもなく当たり前のことを当たり前にできるのか?っていうと
そんなことはない。
仕事をしている上で、1つの案件を始まりから終わりまで
100%ミスなくやることって実はとても難しくて、
頭で分かっていても、なかなか思うように事は運ばない。
それが簡単で当たり前のことでもだ。

だから取引先を決定するときには、
コストが安い、品質が良いとかそれだけでは決めてはならず、
コスト+品質、そして、
こちらからの連絡に対してレスポンスはどうか、
確認すべきところをキチッと確認しているかどうか、
なにかあった時の会社としての対応力が十分か、
何につけても約束を守るかどうか、
などなど、総合力で判断し太く付き合っていけるかを
十分考慮する必要がある。

しかし、上記の判断材料って、よくよく見てみると
「当たり前」のことなのだ。

だから
『当たり前のことを当たり前にできることって実はとてもスゴイこと』
なのだ。
できそうでできない。

クレーム対応に来る営業マンを見るたびにいつも思うことがあるんだが、
ドラマとかマンガみたいに、
菓子折を持って
「この度は、誠に申し訳ありません。
 これつまらないものですが皆さんで召し上がってください」
ってできる営業マンで実はあまり見ないなぁっと。

ドラマとかで出るくらい象徴的でベタベタなのに
実際はあまりいないって不思議だなって思う。

まぁ、クレームの時に持ってきたって
「そんなもんいらないよ!」
「こんなので帳消しにしようってのか!?」
となりかねないし、
あまりにも分かりやすくてイヤラシイ感じがしてしまうのは
否めないわけだけど。

けど、僕はこのような事を当たり前にできる営業マンを
スゴイなっと思ってしまう。

できそうで、できないことを飄々とやってのける所。
「こんなことで許してはもらえないだろうけど」と分かった上で、
できるところがカッコいいなと思うのだ。

世間一般はどうか分からないけどね。

で、話は最初に戻るわけだけど、
これも
『当たり前のことを当たり前にできることって実はとてもスゴイこと』
でしょ。

なんか図々しくてカッコ悪いとかさ。
なんか空気を読んでないとかさ。
そういう空気ってあるじゃない?
でも、それってあきらめてるってことだと思うわけです。

ホントはやりたいんだけど図々しいと思われるし
空気が読めてなくてカッコ悪いよな~。
じゃ、止めとこうかな。

っていう。
それは相手に迷惑になるならアレだけどね。
やはり、やった方がイイと自分が判断したならば
カッコ悪くても行動したほうがイイと思うわけです。
それが当たり前のことなら、なおさら。

う~~ん。
ニュアンスが難しいけどね。

やはり
『当たり前のことを当たり前にできることって
実はとてもスゴイことなんだよ』
ってのは一番しっくりくるかなっと思うわけです。

っとまぁ、今回も何が何やら訳が分からん文になってもうた….。
今日、サンタにお願いするなら是非、文才をいただきたいものです。はい。