「験(げん)を担ぐ」
漢字で書くと「験」と書くんですね。
初めて知りました。
テストの前日にカツを食べたり。
新しい靴にツバをかけたり。
事が終わるまでは髭を剃らなかったり。
まぁ、日本人は験を担ぎたがります。
|六曜って?
そんな験担ぎの中でもメジャーな部類に暦注の「六曜」というのがあります。
結婚式は大安がいいとか、そういうやつです。
名前は知ってるけど、具体的にどのような内容なのか?と言われると結構分からない人もいると思うので以下のとおりまとめます。
友引(ともびき)
元々は、「共引」と書いたそうです。
つまり何事でも引き分けになる日と言う意味です。
現代では「友引」と書いて、死者が友人を連れて行ってしまうので友引には葬式はしないとか言われてますが、元々は共引ですので因果関係はないものと思われます。
赤口(しゃっこう)
陰陽道では凶日とされ、正午過ぎまでは吉、午後は凶とされたそうです。赤と言う字が入っていて血や火に繋がるとされ刃物、火の元に気を付けるように戒めた日だそうです。
先勝(せんしょう)
「先んずれば即ち勝つ」という意味で、急いで行った方が良い日。
午前中に行うことが良いという事です。
先負(せんぷ)
先勝とは反対に「先んずれば即ち負け」という意味で、午後に行うことが良いという事です。
仏滅(ぶつめつ)
元々は、「物滅」と書き「全ての物が滅する日」という意味です。
後に仏という字が付けられたそうです。
出来るだけ何もせずやり過ごす事が吉とされる日です。
大安(たいあん)
「大いに安し」という意味で、何事もスムーズにうまく行くという日です。
以上の6種類で六曜と呼ばれます。
雰囲気的には仏教関係の何かのように思われがちですが、実際には仏教との因果関係は無いようです。
仏教の場合、「日々是好日(ひびこれこうじつ)」とされ毎日が貴重な時間であり、それに良し悪しは無いとされています。
仏教と関係ないというのは意外でした。はい。