先週、2月15日に2013年度の
目黒区内認可保育園の選考結果が発表された。
これに向けて、かなりスケジュールと戦略を練りに練ってきた
我が家は無難というか無事というか
予定通り第一希望の保育園に内定することができた。
最近は何人の応募があって何番目だったというのを
教えてくれるらしく我が家も聞いてみたのだが、
具体的な明言は避けるが、400幾人中40幾番であった。
細かい話になるので、保活(保育園活動)したことない方には
チンプンカンプンな話になりますが、
まぁ、ネタ作り程度にお付き合い下さい。
昨年、区を訪れ担当者に話を聞いたところ
『42点を取る事ができたご家庭は希望した園に入所が決まりました』
とのことだった。
なるほど。
通常、両親共働き、共に正社員で毎日8時間以上働いている
場合、各人20点ずつ計40点を1家庭で持つことになる。
例えば母親がパートの場合はちょっと点数が低くなるわけである。
これがベースで、ここから様々な状況が加味されていくわけだ。
両親の親が近くに住んでるとか。
医療従事者であるとか。
家庭内年収が低い、高いとか。
ただし、これが明確に点数になることはない。
でも、安全圏は42点。40点では2点足らない。
では、残りの2点はどうやって獲得するのか?
他の方法でも点数を獲得する方法があるが、
一般的な家庭が残り2点を獲得するための
ベーシックな方法は一つしかない。
『認可外でもなんでも構わないので今年度のうちに保育園に子供を預けておく』
ということだ。
この『現在も預けている』という状況で
2点プラスされる。これがデカい。
ほとんどの家庭が40点なわけだからね。
もうホントに仕事に復帰しなくちゃならないので
なんでもいいから、ドコかに預かってもらってるんですよ。
っという状況作りが必要なわけである。
これがホントにポイントで、4月に認可保育園に
入所するためには必須条件だと我が家では考えている。
そのためには、いくつか苦渋の選択をしなくてはならない。
(1)育休が残っていたとしても職場へ復職する覚悟。
(2)認可外保育園へ預ける際の高い保育料。
(2)に関しては考え方次第でなんとかなる。
(1)は結構なヘビー。中古マンション購入と同じで即決が求められるからだ。
『予約に空きが出ました。入園されますか?もしされるようであれば今日お申込みいただきたいです。』
『はい。よろしくお願いします』
このレベルで即答しなくてはならない。
また、同じように職場へ復職しなくてはらない。
でも、そこまで無理をしないと
認可保育園には入園できないという状況が
東京にはあるのだ。
復帰後は受託証明を保育園から出してもらい選考前までに区に出して42点獲得となる。
これで、まぁ第一希望園に入所できるかどうかは
定かではないが、少なくとも第2、第3、もしかしたら第4に
なるかもしれないが認可保育園へは入園はできるはずなのだ。
そのくらい都内の認可保育園入園は
狭き門なのである。
街を歩いていると、ボロボロの大きな箱型の車に
同じ色の帽子をカブらされ乗せられている幼児を
目撃したことがある方もいらっしゃるだろう。
その姿をみて大抵の方は『不憫だな』と
思われるだろう。
しかし、実はそうではなく、
彼らは狭き門をくぐりぬけた選ばれし者達なのである。
つまり、ニッチな世界では憧れの存在と言えるわけだ。
そう考えると、あのボロボロの帽子も
王様の王冠に見えなくもない気がしないでもなくなくない.....。