嫁の一撃

マタニティマーク

皆さんはこのマークをご存知だろうか?


h0726-1a1.gif


このマークを『マタニティマーク』という。
まぁ大体予想はつくと思うが妊産婦を表すピストグラムである。
電車やバスに乗ってると見かけることがあるね。

妊娠後期ってのは、おなかが大きくなっているわけだから
誰が見たって妊娠してるんだなってのが分かる。
だから周りの人も、それなりの対応をするわけだけど、
まだ、おなかがそんなに出ていない妊娠初期っては判別しづらい。

後期ってのは、もうそれなりに落ち着いちゃってて
そんな体もツラクないんだけど、逆に初期のほうが
体が変化している初期段階だから、ツワリがあったり、
腰が痛かったり、精神的にも不安定だったりとなにかと大変だったりする。

そんな大変な思いをしてる割に外見が普通なので、
妊婦だと分かってもらえない方々を世間に暗に分かってもらおう
というのが、まさにこのマークの目的である。

意見は色々あるが、
個人的にはまぁイイんじゃないかなぁと思っている。
コチラ側としても妊娠していると分からずに、
過っておなかにぶつかってしまい大変なコトになってしまうより
全然イイから。
お互いのためにも分かっていたほうがよい。

前回、お伝えしたとおり嫁が妊娠したので
バッグにこれを付けている。
先日、買い物をして両手に荷物を持って
バスに乗っていた時のことである。

バスに乗り込み、座席が埋まっていたため
優先席に座ったそうだ。
バスが発車し、次のバス停で大勢の人間が乗り込んできた。
一瞬にして車内はいっぱいになった。

そんなパンパンのバスの中、
一人の初老のオジサンが嫁の隣席に座ってきた。
バスに乗る方は、お分かりのとおりバスってのは
席のサイズ設定を間違っているんじゃないかってくらい
定員数で座ると狭い。
ちょっと大柄な人が座るとその隣には座れない感じだ。

この時も優先席はキツキツのパンパンの状態で、
ほんの僅かなスペース目掛けて、そのオジサンがケツを
グリグリ押し入れ入り込んできた。
まぁ、定められた定員人数なので文句は言えない。

その時だ。オジサンが嫁に向かってこう言い放った。

『ちょっと~、若い人は立ったほうがいいんじゃないのか?おいっ』

(;´Д`)アチャ~ヤッチマッタナ~コリャ..............

このブログを毎回読んで頂いている皆さんなら
この後の顛末は既にお分かりのことだろう........。

この手のイチャモンに対して、絶対に屈することのない
ウチの嫁は水戸黄門の印籠バリにマタニティマークを
かざしながら火を噴くように言い放った。

『ちょっと~、あんた!!誰にモノ言ってんのよ!!
 コレ見なさいよ!コレ!!えぇっ!
 私は妊婦なのよ!ここ読みなさいよ!
 優先席って書いてあるでしょ?わかる?
 この席は妊婦も座れるって書いてあるじゃない!
 確認してから文句言いなさいよ!!
 てか、あんたこそ老人っていうほど老人でもないんだから
 人にモノ申すくらいなら、
 自分で立ってればイイじゃない!ヽ(`Д´)ノ 』

アワワワワ......そこまで言わんでも.......(;´Д`)
後半はもう文句でしかない.....。

その後、このオジサンはぐうの音も出ず黙っていたらしい。

(嫁)『ホント失礼しちゃうでしょ!!ヽ(`Д´)ノ
    んで、そのオジサンもそうなんだけどさ~。
    そのオジサンに文句言われた後の
    周りの人の目が冷たいのなんのって.......。
    もう南極並みよ!南極並み。
    「お前、なに優先席座ってんだよ」って目!』
   
(義母)『ホントね~。でも、仕方ないわね~。
     そのマークが見えなかったんだから。
     今度からもっと見えるところに付けなさいよ。
     首からぶら下げてればいいんじゃないの(笑)』

(嫁)『な~によ!ヤダっ~!(笑)
    犬じゃあるまいし首から
    ぶら下げられるわけないじゃな~い!』

(義姉)『でも。逆にさ~。
     ソレ付けてれば妊娠してなくても優先席に
     座ってられるってことでしょ?
     いいな~。産んだ後、私に頂戴よ~。
     出勤の時、これ見よがしに付けて
     優先席に座っちゃおうかなぁ~』

(義母)『それイイわね!
     お姉ちゃんじゃなくて私に頂戴よ!
     最近、膝が痛いから私電車乗るとき
     座りたいのよね!』

(嫁)『ダメよ!!その歳で妊婦って~!
    すぐウソってわかっちゃうわよ~~(笑)』
      
    

(;´Д`)....................てか、

お義母さん。

それ付けてなくても十分、

普通に優先席に座って大丈夫ですから......(;´Д`)

って思えども、そんな事、口が裂けても言えないオレなのでした.......。

-嫁の一撃
-