児童虐待なんて、そんな簡単にはできることじゃないです。

『男児餓死』
『生後1ヶ月の息子 虐待 22歳の父親逮捕』
『子育て悩み 浴槽に乳児沈め殺害』
『肺炎1歳児放置死』

毎日、TVやネットニュース、新聞紙面を躍る(躍るは不謹慎か)
子供虐待の記事。

以下、YOMIURI ONLINEからの引用。

今年6月までの半年間に全国の警察が摘発した18歳未満への児童虐待は、昨年同期より約6割(95件)多い248件に上ったことが6日、警察庁のまとめでわかった。

被害児童も90人多い252人で、うち12人が死亡した。
摘発数、被害者数とも統計を取り始めた2000年以降で最多となり、過去最悪だった昨年(384件、398人)を上回るペースになっている。

摘発の約7割(175件)は身体的虐待が占め、次いで性的虐待68件、ネグレクト(育児放棄)5件。
「お前はいらない」などの暴言を吐いたり、児童の前で配偶者暴力をふるったりする心理的虐待は、大半が刑事事件に発展しないものの、上半期だけで昨年同期比約6割(1374件)増の3634件確認され児童相談所に通告された。

以上、引用。

児童虐待は母親が加害者となるケースが多い。
統計では6割=母親、4割=父親だそうだ。

主な要因は、育児疲れ。
ざっくり言うとそういうことになる。

1)子供が生まれてから外に出ることもままならない。
  自分の時間の減少。

2)何度言っても自分の思うとおりにならない子供への
  イラだち。

3)そんなキツイ状況を理解してくれない自分の周りの
  人間に対する不満。

特に3に関しては、男親の問題だからね。
子を持つ親なら経験があると思うけど、
どんなに仲のイイ夫婦でも、この件で必ず一回は夫婦喧嘩を
しているはずだ。

僕は二児の父親なわけだけど経験がある。

長男が生まれた10年前、僕は25歳の遊び足りない小僧だったので、
時間をフルに自分の為に使いたかった。
昼間はびっちり仕事をして、その後は同僚と飲みに行き
仕事の話に花を咲かす。
朝の7:00に家を出て、帰ってくるのは夜の22:00を回る。

僕は『男は外で金を稼ぐのが仕事』と思っている人間だったので、
そんな家庭を顧みない状況を『悪いことをしている』なんて
全く思っていなかった。
むしろ、『こんなにやってやってる』と思っていた。

しかし、そんなの男のマスターベーションに過ぎない。

一日中、家の中で、話すこともできず泣きじゃくる子供と
二人きりで過ごす過酷さ。

そのツラさは、やってみた者じゃないと分からない。

どんなに自分がハラを痛めて産んだ子供とはいえ、
ハッキリ言ってそんなの関係ない過酷さである。

その生活が、365日エンドレスで続くのだ。
(子供は成長するので、そんなコトはないんだけど、
 その時は、そのように思う)

イヤだイヤだと同居を拒んでいた旦那の母親でも構わない。
話し相手が誰か居ないと気が狂いそうだ。

そんな状況なのに、夜の22:00に帰ってきた旦那は
エラそうに飯を食い、風呂に入り、話も聞かずに、
子供の面倒もみず、サッサと寝てしまう。

そりゃ、精神崩壊するよね。ホント。

ウチの嫁もご多分にもれずノイローゼ気味になっていた。
嫁は精神的に結構図太いほうである。
そんな人でさえギリギリの所まできていた。

我が家の場合、その後嫁がキレまくり、
僕は十分に反省し、思いの丈を全て受け入れる形で
回復に向かっていったわけだ。

それが長男の時の話である。

うってかわって次男。まさに今のコトだが。

順調にというか、ノンビリというか、
ホントに旦那目線でも幸せそうに子育てをしている
ように思う。もちろん細々とストレスを抱えているんだろうが….。

前回と変わったことは環境である。

1)長男の学校関係の友人が増えてチョクチョク電話やメール、
  話し相手になってくれること。

2)嫁の母親が、この10年で定年を迎えたことで、
  困った時に助け舟を出してくれること
 
3)この10年で嫁と母(僕の母親)との関係ができあがり
  なんでも相談できる関係になったこと

4)旦那である僕の意識が変わったこと。
  夜も早く帰るし、夜も子供と共に起きて面倒をみている。
  嫁の話し相手になっている。

なんと言っても、4)が一番デカイと思う。
旦那の理解さえあれば、他に誰も知り合いや友人がいなくても
なんとかなるもんである。

つまり、人間は非常に弱くて1人では生きていかれない。ってことだ。
何かしら他人との関わりあいがあって何とか精神を保っていられる。
そういうことだと思う。

1歳くらいの自分の子供なんて、
どんなにブサイクでもどんなに手が掛かっても無条件にカワイイ。
そういうもんだ。

それを殺めてしまうってのはマトモじゃないんだよ。
マトモな精神状態じゃない。
それは本人が悪いんじゃなくて、
そうしてしまった状況が悪いんだと思うよ。

こないだも思ったんだけど、
世の中のどうでもいいような些細な事柄を考えた時、
男は女より圧倒的に損。だけど、深刻で重たい事柄で考えると
女のほうが圧倒的に損だなぁっと。

些細っていうと、語弊があるんだけどさ。
妊娠、中絶、虐待とか、そういうの絡むとどうも…..。
僕の感覚的に弱い部分なのかもしれないけど。

フェミニストだと思われてしまうので、今日はこのへんで。



児童虐待なんて、そんな簡単にはできることじゃないです。” への2件のコメント

  1. あの頃は、本当に永遠に続くものと思い込み、精神的にも追い詰められてましたが、本人は追い詰められてる事にすら気づけないものです(^_^;)
    思うのは、誰でも疲れた時、安心して子供とちょっと距離をおける様に、保育所で預かってもらえるようになるといいのですが、待機児童問題も解決せずには難しそうですね。

    • @さんまつり様:
      コメントありがとうございます。
      その通りですね。四面楚歌状態での子育てほどキツイものありませんよね。
      核家族にとってみればガス抜きは、
      住んでいる町が行っている公的なサービスに頼るしかないんですよね。
      区民センターなどで行っている子育て支援サービスでママ友など横のつながりを
      作れるように積極的に参加するのも一つの方法かもしれません。

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