※これはあくまで僕の妄想です。ご理解いただいた上でお読みくださいませ。
一昨日、「若者たち2014」の第6話を見た。
やっぱりイイドラマだ。
瑛太扮する暁が満島ひかり扮するひかりを平手打ちし
「あいつ(旭)にあんな事やらせんな。おまえ」には
涙が出てしまった。
(まぁ、観た人しか分からないな。これは)
とりあえずあらすじは以下のURLから参照ください。
こんな感じです。
http://hansen9006.blog.so-net.ne.jp/2014-08-21-1
もちろん、良かったは良かったけど.....。
実は前々から思っていたんだけど、
この「若者たち」ってさ、
キャスティングとかシチュエーションとか
「これ絶対狙ってんだろ」って部分が多くあって、
たぶん、そう思ってるのって僕だけじゃないはず。
僕と同じような趣味の皆さんであれば
うわっ!やりやがった!ってゾクゾクするような
設定になってる。この層は絶対食いついてくるぞっと
マーケティングしてるのだろうね。
まず、キャスティングが
瑛太、満島って来たら「それでも、生きてゆく」を思い出すでしょ。
んで、それに合わせて柄本明を当ててくるわけではなく
その息子の柄本佑を出してくる。
その層の人間たちが好きであろう蒼井優、あまちゃんの橋本愛、
万人受けを狙って長澤まさみ。妻夫木もそういう意味だろうね。
バランスとってるのだと思う。
んで、杉田成道が演出してるわけだから「北の国から」枠で
吉岡秀隆を入れてくるでしょ。
初代「若者たち」の主人公って田中邦衛なんだよ。
これ、この段階で絶対いろいろと狙ってるよね。
間違いなく。
製作スタッフ陣がニヤニヤ笑ってる姿が
容易に想像できる。
んで、話の中にも「どうだ?」とばかりに狙いが見え隠れする。
第四話で柄本佑扮する三男陽の劇団が公演をするんだけど
その演目がつかこうへいの「飛龍伝」なんだよね。
それに合わせて、実際に飛龍伝で神林美智子を演じたことのある
広末涼子をキャスティングして劇中で飛龍伝の一幕を演じさせてみたり。
んで、昨日の6話とか「となりのトトロ」x「狭山事件」の都市伝説を
思い出した。(https://from-meguro.com/archives/6357)
絶対とは言えないけど、これは暗喩だと思う。
スタッフの狙いとしか思えない。
上のリンクを読んでもらってるとおおかたのあらすじは
ご理解いただけてると思うんだけど。
ひかり(満島ひかり)と新城(吉岡秀隆)は不倫関係にある。
それが新城の妻の美穂にバレる。
んで、別れるように言われるわけだ。
妻の美穂は娘のことを考えこの事をグッと耐えて
なかった事にしようとするわけだ。
ココまで読むとよくあるドラマの話でしょ。
でも、ここでもスタッフ陣にニヤニヤしながらキャスティングしてる
様子が見えるんだよ。「わかるかい?」って感じで。
なんと、この新城の妻の美穂役をを「斉藤由貴」が演じてるんだよ。
これには驚かされた。
なぜにココに斉藤由貴なの?と思うでしょ。
この役はわざと斉藤由貴なんだと思うんだよ。
ここまで読んで分かる人は分かると思うんだが。
斉藤由貴といえば、その昔、尾崎豊と噂になったことがある。
当時、すでに尾崎豊は結婚して子供いたはずなんだよね。たしか。
つまり、尾崎と斉藤は不倫関係にあったわけだ。
分かります?
そういうことなんですよ。
いやらしいでしょ?絶対狙ってると思うんだよね。
だって、旦那役は尾崎豊の親友と言われた「吉岡秀隆」だし。
この吉岡秀隆が旦那ってとこで絶対狙ってると思ったね。
んで、ドラマのセリフで斉藤由貴にこんなセリフを言わせてる。
「あなたは大きな誤解をしている。
相手は既婚者だった時点で、もうそれは運命の人じゃないのよ…」
「このままだと傷着くのは彼女の方だと思うわよ」
深い。
斉藤由貴が言うとセリフの重みが違う。
第6話はさすがに製作スタッフの皆さん言い訳できないよ。
他の回はサラッとかわせてもこの回はかわせない。
だって、ほかのドラマなんかしばらくお目にかかったことのない
斉藤由貴をわざわざ吉岡秀隆の嫁さんとしてキャスティングしてる
んだからさ。他の人でいいじゃん。別に。
こっからは完全に僕の妄想になっていくんだけど、
傷心のひかりに長澤まさみ扮する多香子がリサローブの曲を弾き語る
シーンがある。
この多香子はギターを燃やすくらい音楽に見切りをつけようとしてるわけ。
明らかではないけど、昔、ミュージシャンを夢見ていて夢破れたか
なんかなんだと思うんだよね。
その多香子が満島ひかりに向かって歌を歌うんだよ。
満島ひかりってその昔Folder,Folder5でいたわけでしょ。
音楽で夢破れて、その後長い下積み経験して
今俳優として大成しているわけだけど。
そういうのまでわざと狙ってんじゃないか?っと思っちゃうわけです。
ココまでの話は、はっきり言って僕の妄想だけど
そういう見方でもこのドラマは楽しめます。
んで、最後に蛇足的に。
リサローブの件で出てきた映画が「リアリティバイツ」。
僕もその昔学生の頃観たけど、いわゆるアメリカの青春群像劇。
リアリティバイツを日本語に訳すと、
「現実は厳しい」
はい。お後がよろしいようで。