ギャングエイジは止まらない

『ギャングエイジ』 
小学校中~高学年の事を世間ではこう呼ぶらしい。
この時期の子供達には、いわゆる「仲間意識」が芽生え始め
自分の気の合った友人を求め、それまでの親との密接な関係から
巣立ちを迎え、友人関係に生活の重きを置き始める。

このように「徒党を組む」様子から「ギャング」という呼び方になったのだろう。

しかし、実際この時期の子供は見た目だけでなく中身もかなり厄介になる。
そういう意味でもギャングだ。

今まさに、ウチの長男はこの時期にいるわけだけど、
ホントにコントロールが効かないってのはこのことで、

話をしても右から左、全く聞かず、
その事について叱って、その場では「ごめんなさい」とは
いうものの、三歩歩けば忘れてしまい、再び同じことを繰り返す。
勉強させれば、間違おうが全くお構いなしで、
『勉強を1時間やれば』『テストを受ければ』それでOkayだと思っている。
つまり、間違っていようが、悪い点を取ろうが関係ないわけである。
やればイイと思っている。

幸い、気が弱いせいか世間様にご迷惑をかけるような事は
していないようだが、まぁとにかく、頑固。全く人の話に耳を貸さない。
絵に描いたようなギャングエイジっぷりである。

この状況に嫁が悩んでしまっていて、
いつも、どうしたらいいか?と相談を受ける。
「私は姉妹で育ったから、男の子のことが分からない。
 なんで、こんなにも人の言うことを聞かないのか?」
と。

僕は男二人兄弟の兄として育った。
ウチの長男と同じ境遇なわけで”気持ちが分かるだろ?”って
わけである。

う~~ん。そうだな。どうだったかなぁ?
自分でいうのもなんだが、僕はかなり良い子だったはずだ。
素行は悪くなかったし、頭も悪かったわけでもない。
親にどんな風に育てられてたっけ?

どんなに思い出の奥の方をホジくっても、
その頃の親との思い出が浮かんでこない。
浮かんでくるのは、友人と釣りをしたことや、ゲームしたことや、
山の中に冒険に出かけたことや、駄菓子屋の前にたむろして
菓子を食べながら談笑したことばかり。

つまり、僕もギャングエイジだったってことだな……。

そして僕は嫁に言う。
『大丈夫。ほっておけば。たぶん問題なし』

(嫁)『アンタはいつもそうよ!
    な~~んも考えずに大丈夫って言ってばっかり。
    もう、日々あいつに振り回されるコッチの身になってよね』

嫁よ。違うぞ。
僕は、何も考えずにほっとけと言ってるんじゃない。
「ほっとけ」ってことじゃなく「親はあまり干渉すんじゃないよ」
って言ってるんだ。

この時期の体験は上記したように、一生忘れられないくらいに
友人とのステキな出来事が満載なのだよ。
それを邪魔しちゃいけない。
そういう経験を共に共有できる「仲間」を作ることができる
子供に成長してくれただけで御の字じゃないか。

親ができることは、たぶんガマンすることだけなんだよ。
ガマンというと言葉が悪いね。「見守る」のほうがいいかね。
……….いや~、やっぱりガマンの方がピンとくるな。

ガマン。ガマン。
「いつかはやってくれる」と子供を信じて、親はガマン。



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