いや~、高田郁はイイ。
最近、高田郁作品ばかり読んでるけど
ホント、嗜好ど真ん中って感じで、全くハズレ無し。
みをつくし、出世花はもちろん良かったんだけど、
今回読んだ『銀二貫』は抜群だった。
正直、なんでこの作品がドラマ化されていないのかが
不思議なくらいである。
もし、そういった関係のお仕事をされている方で
この記事を読んで頂けているならば、
だまされたと思って是非一度読んで頂きたい。
ドラマ作品にしたら絶対に良い作品になると
個人的にはそう思う。
話の展開、細やかなキャラクター設定、心描写の豊かさ、
そして結末のオチのつけ方。
ストーリーはいつもの高田作品同様とてもシンプルで
心温まる江戸町人人情物語。
どれをとってもドラマにピッタリだ。
そして間違いなく中年層の心を鷲掴みにするだろう。
時代小説って『時代小説』ってだけで敬遠されがちだし、
タイトルも『銀二貫』だからね。
失礼ながら言わせていただくけど、
そりゃ読まないよね。普通に本屋にあっても。このタイトルじゃ。
何かしら狙って買おうとしている人以外は。
でも、このタイトル銀二貫てのが最終的に効いてくるんだなぁ~。
ホント、読んでもらいたい。誰でもいいんで。
久しぶりに、そう思える作品です。
すぐ読み終わりますから是非。
内容は言いたくて言いたくて仕方ないですが、
あえて言いませんので、とにかく是非読んでもらいたい。
最高に優しい気持ちになれます。