la cuisine(かもめ食堂~孤独のグルメ)

(下記、映画かもめ食堂からの引用になります。  まだ、ご覧になってない方、セリフを知りたくない方は  読み進めない方がいいです。一応、ご注意を)

「ねぇ、知ってました~。マサコさんの”いらっしゃいませ” 少し丁寧すぎると思うんですよ。」

「ちょっとやってみせて下さいよ。」 

……….いらっしゃいませ……..。

「ほらぁ~。」

「丁寧すぎですか~?」

「いやぁ、いいんじゃないですか。丁寧で。」

「でも、ミドリさんの”いらっしゃい”は少し乱暴すぎません?」

「そんなことないでしょ~。」

「やってみせて下さいよ~。」

……….いらっしゃいっ。

「ほらぁ~、どう思います?」

「いやっ、いいんじゃないですか。ミドリさんらしくて。」

「サチエさんの”いらっしゃい”はねぇ…….すごくイインですよ。」

「そうですかぁ?」

「たしかにそうねぇ…..サチエさんの”いらっしゃい”は見ごたえがあるわね」

「ちょっと、やってみて下さいよ~。」

「いいですよ。そんな。」

「いいじゃないですか~。ちょっと見せて下さいよ~。」

「いやっ、いいですって。」

(カランッ)

「コンニチハ~。」

いらっしゃいっ!

(以上、映画かもめ食堂からの引用)

先日、かもめ食堂を見た。 なんというか、素敵な映画だった。 これだけ目的というか浮き沈みのないストーリーで 淡々と作品を仕上げることってできるんだなぁってのが感想。

たぶん、そんなにイイなら一度見てみるか。 どんなストーリーなんだろう?楽しみだなぁ。 っと気合を入れて、 『よ~~し!!映画をみるぞっ!』 ってな具合に見ていたなら 『なんだ。この淡白な感じは….』 っと若干薄味過ぎて不完全燃焼になるだろう。

実際、会社の同僚に薦めたところ、 『なんか、結局なんなのか分かんないですね….』 っという感想だった。

まさにその通り。 この映画には終着点がない。 いや、正確にはある。 あるんだけど、そんな仰々しい終着点じゃないっていうか。 起承転結がきっちりしている物語じゃないとダメな人だと 、あんまりって感じなんだろう。

その点、僕は映画は雰囲気とか感覚で見ることが苦痛じゃないので、 とてもしっくりきたわけだ。

そういえば以前、岩井俊二の『オムレツ』を薦めたときも 同じような感想を言われた気がする。

たしかにオムレツも終着点が不明瞭っちゃ不明瞭だな….。

あの作品は、なにがイイって山崎裕太の小気味イイセリフまわしと 高田純次との軽快なやり取り、それとヂ・岩井俊二って感じの カメラワーク、コマ割りのが魅力だ。 ストーリーはオムレツ作りという通過儀礼を通してホニャラララ~って いうように難しい言い方をすれば、そんな感じになるが 実際はサラッとしたテイストに仕上がっている。 そこがいいのだ。

でも、どうしてもそこ(ストーリー)がしっかりしてないと観た気がしない人 って人もいるわけだ。それはそれで個々人好みってのがあるわな。

だから最近は、オススメはしないほうがいいなっと思ってる。 こういう雰囲気とか感覚で観る作品の場合は。人によっては全然だからね。

昔から少年少女モノは好きでスタンドバイミーとか小さな恋のメロディとか 大好物なんだけども、最近新たに気付いたことがある。

下記、最近僕が読んだり観たりしたもの。 それと昔から好きなモノ、リストだ。

・(小説)みをつくし料理帖シリーズ
・(映画)かもめ食堂
・(小説)食堂かたつむり
・(ドラマ)オムレツ
・(ドラマ)孤独のグルメシリーズ

お分かり頂けただろうか? 食べ物関係にばっかりだ…….。 最近分かったことだけど。

別に意識したことないんだけどね。 気がついたら、上記のような感じなんだよね。

オススメしないって言ったばかりだけど、 上の5つは面白い。ホントに。

みをつくし料理帖は、江戸時代の下町の料理屋を 舞台にした人情劇。

かもめ食堂は、フィンランドの日本食堂を舞台とした物語。 とにかく北欧のインテリアや小物がオシャレ。

食堂かたつむりは、コレもまた田舎町を舞台として 1日1組のお客を取り奇跡を起こす食堂の話。

オムレツはまぁ、先に書いたとおりで。

孤独のグルメはテレビ東京で深夜やっている とにかく1人で食べまくる番組。これがまたいいんだ。

普段、朝から晩までピリピリと気を使いながら仕事してると、 それ以外の時間はできるだけ神経に負担のないノンビリした 淡々とした物語が欲しくなるんだな。たぶん。いい旅夢気分とかさ。

そんな時、食べ物の話ってのは本能的に気持ちが安らぐ。 美味しい食事をしながらケンカをしないってのと同じだな。

ということは、僕の場合、少年少女モノと料理モノってことだから、 ミスター味っ子とか鉄板ってことか。

…………いや、つか、 よく考えたら実家にミスター味っ子全巻持ってたな。オレ。



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